ふたご座流星群で普段は見ることができない流れ星を見よう！！

公開日： 2013/12/12 : 最終更新日：2014/09/09 星　宇宙　流星群

流れ星を見よう！！

みなさんは流れ星を見たことがありますか？自分は数回しかありませんが、そのうちのほとんどが、今回紹介しているような

流星群の訪れるときです。この年に数回しかない、普段はほとんど見ることができない流星群が10倍も見える日がやってきます。

それが流星群。

写真はしし座流星群ですが・・・

12月14日のふたご座流星群はその1つです。

☆12月14日ピークのふたご座流星群&観察法

　●ふたご座流星群とはどのようなものか？

流れ星がいつもより多く見える。ピーク時の2時間くらいは普段流れ星が見える量の10倍ぐらいみえます。

都会では1時間で10個、田舎では50個くらいの流れ星が見込めます。

でも、自分はその日に都合が悪い・・・なんていう人でも安心してください。

　その前後の日でも、ピーク時の3分の1程度の流星が見られるんです！！これが。

　●いつ見ればいいの？？

2013年12月14日未明がベスト！！

12月13日～15日ならふだんよりだいぶ流星が見やすい。

月があると流れ星は見えにくい。13日は月が沈むのが夜中の2時すぎ、14日は3時すぎ、15日は5時前とちょっとこまった感じ。ただ、月を建物の陰にかくすようにすれば、影響は小さくなるので、夜半でもなんとかなる。

●どうやってみればいいの？？
空がある程度見える場所で、30分程度、見上げてねばる。どの方向を見てもよい。一箇所をじっと見るのではなくて

ぼーっと空全体を見る感じでみると見つけやすいです。

でも注意！！！ぼーっと見すぎて知らない間に流れ星が行ってしまうことがあるので粘りが重要です。

１、２個見つけられると、空全体を見る方法がわかってきます。上手くいくとたくさんの流れ星が見えます！！

道具は不要。メガネやコンタクトはかけてできるだけ遠くのものがくっきり見えるように。

明るいものは見ない、街灯などのほか、携帯電話の画面や懐中電灯の直視もさける。

見るときには、寝転がるか、空をゆったり見あげられるのがらくですね、自分は毛布に包まって寝転んで空を見上げるようにしています。

真上を見上げるとかなり広い範囲を見渡すことができるので結構いいと思います。
　●注意事項
見やすいからといって他人の土地に「無断で」入るのは厳禁です。不法侵入で捕まってしまいます！！

騒いだり公共の場所などにゴミを散らかすなどはだめです、今回見ることができても次のときに出入り禁止されてしまう可能性があります。

よい観察ポイントはみんなできれいにルールを守って見ましょう。

　ふたご座流星群とは？？

年間三大流星群のひとつです。

一晩に見られる流星数としては年間最大の流星群で、好条件の元では一晩の流星数が500個を越える時もありますすごいですね！

１時間あたりの流星数も40個から60個に達し多いときには100個近くになります。

ふたご座流星群のピークは、2013年は12月14日の朝8時です。

ピークは毎年ほぼ同じ日になります。ピークという通り、この8時に最も多くの流れ星が流れますが、その前後の日でもピークの3分の1程度の流れ星は期待できます。

ふたご座流星群の観察にベストな時間はというと、それは14日の夜明け前です。今年のピークの朝8時では、太陽が昇っているので流れ星は見えませんので

実際に観察によい時間は、その直前の夜明け前。つまり14日の朝4～5時ごろってことになります。

流星群を見ようと思うときに障害となってくるのが流星以外の光です。そして空にある多いな障害といえば「月」ですしかし、そうであっても流れ星の光は、ふつうの星と同じく

らいなので、「月の光」にはどうしても負けてしまいます。半月と満月の間の明るい月が夜中すぎまで見えていて、ベストな状態になるのは、月が沈む夜明け前ということに

なります。それでも

月を建物のかげにかくして、反対の空を見ることで、だいぶマシになります。

流れ星と流星の違いはなに？

流れ星の発光は太陽をめぐる極小の天体、砂つぶが、地球の大気に衝突して、大気を発光させています。衝突の平均速度は秒速30～70km。

ライフル銃の弾丸の100倍というものすごいスピードで大気に衝突します。

地球の大気に衝突した砂粒は、猛烈に圧縮されて周囲の空気にエネルギーを伝えます。そして、エネルギーを与えられた空気が砂粒の経路にそって発光する

それが流れ星の正体です。

じゃあ、彗星は?　というと、これは直径が数kmもある、氷でできた天体です。太陽の光を受けて氷が蒸発し、ガスや粉々のチリとなってとびちり、太陽の光を反射して光りま

す。つまり彗星は馬鹿でっかいのです。アルマゲドンに出てくるような非常に大きな物体です。

太陽の反射と大気摩擦による発行という光り方が違いますし彗星のほうが大きいです。今回のは流星流れ星なので前者ですね。