インフルエンザの症状と風邪の違いは??
●インフルエンザの症状
毎年この時期になると季節性のインフルエンザが流行します。
皆様はどのような対策をとっているでしょうか?
まず、インフルエンザの症状。また、風邪とインフルエンザの違いとは何でしょうか?
風邪とは基本的にのどの痛みや鼻水、咳などの症状として体に現れてくる呼吸器系の炎症です。
そのさいに頭痛や発熱、食欲不振などを伴うことが普通です。
普通の風邪は要因もさまざまで一年を通してみられるが
インフルエンザは11月ごろに始まり1月2月ごろにピークをむかえます。
インフルエンザはインフルエンザウィルスに感染することによって起こります。
風邪と症状は似ていますが症状が重く
高熱や筋肉痛など全身症状が現れます。気管支炎や肺炎を併発しやすく
脳炎や心不全になる場合もあります。
●対策
体内にいるインフルエンザウィルスの増殖を防ぐ
「抗インフルエンザウィルス薬」の服用がやはり効果があるようです。
リレンザやタミフルは取りインフルエンザのときにテレビでも盛んに取り上げられたので覚えている人も多いかと思います。
服用すると発熱期間が短縮され症状が徐々に改善されていきます。
しかし、注意が必要です。あくまでもウィルスの繁殖を抑える薬であり
殺す薬ではないので多くの場合発症後早期(約48時間以内)に使用しなければ効果が無いといわれています。
ウィルスを殺し排除するのはあくまでその人の持っている免疫機構だということです。
早期に対処すればウィルスが繁殖せずに症状が比較的軽くすむ可能性があっても
症状が進んでしまえば上に書いたような肺炎、脳炎などを併発して最悪死亡するということになりかねません。
小さい子供の場合は「インフルエンザ脳症」として高齢者では「二次性細菌性肺炎」などの合併症を発症する可能性が高い。
●インフルエンザによる死亡した件数
現在の日本でインフルエンザによる死亡件数は大体年間1万人といわれています。しかし!
この1万人と言うのは、インフルエンザが原因で死亡したと確認された数ではなく
超過死亡概念による推計なんです。
むずかしい漢字が出てきました。
超過死亡概念
これはいったいなんぞや??とお思いの人も多いでしょう。
たとえば、風邪をこじらせて肺炎になり、それで死亡した場合、風邪で死亡したとは言いませんよね、肺炎で死亡したとなります。
そのように、インフルエンザが原因であっても
他の病名で死亡したとされている人を含めて推計するのを
「超過死亡概念による推計死亡者数」と言います。
知っていましたか?私は初めて知りました。
今、ニュースなどで言われている、インフルエンザによる年間1万人の死者は、2000年から始まった、この推計による死者数です。
(2000年から超過死亡概念による推計数も加えられました)
・2000年 575人 (推計数 13845人)
・2001年 214人 (推計数 913人)
・2002年 358人 (推計数 1078人)
・2003年 1171人 (推計数 11215人)
・2004年 694人 (推計数 2400人)
・2005年 1818人 (推計数 15100人)
と、このように確認された件数に加えて超過死亡概念が加わると10倍くらいになるときがあります。
●インフルエンザの治療、対処
では実際の対処や治療についてみていきましょう。
●まずは医者に!!インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速いため、症状が急速に進行します。
インフルエンザは発症後すぐに適切な治療を開始することが重要です。
上でも書きましたが急速に重症化というキーワードがインフルエンザには当てはまります。
なので早く治療を開始する。インフルエンザのウイルスの繁殖を抑えるにしても
体の免疫がウイルスを排除できないほど重症化してしまったら命にかかわります。早めに医療機関に行くことが重要です。
そのさいはマスクを忘れずに!!人にウィルスを撒き散らすかもしれないことを留意する必要があります。
ほかの人が感染して重症化などということになったら、人の命を危険にさらすかもしれないことを忘れずに!
対処療法
暖かい場所で安静にして
水分を十分に摂る。空気の乾燥に気をつける。
特に体を冷やさないこと、マスクを着用するなどの方法で喉の湿度を保つことが重要である。
外出は避ける。うつす/うつされる機会をなるべく減らすことが大切である。
インフルエンザウイルスは熱に弱い。しかし、熱が高く苦しい場合などには適宜、解熱剤を使用する。
食事が摂取できないなどの場合は補液が必要となる。
●食べ物で免疫力アップ
☆たんぱく質が不足すると、免疫細胞が減少して攻撃力が低下し、粘膜ガードが弱まって外敵が侵入しやすくなります。
お肉、豆腐、卵、牛乳など
☆ウイルスの進入を防ぐためにビタミンAを!
免疫をうまく働かせるためにビタミンCをとりましょう
ビタミンA レバー、あんこう肝、うなぎ、モロヘイヤ、にんじん、春菊、ほうれん草、かぼちゃ等の緑黄色野菜
ビタミンC みかんなどのかんきつ類 野菜 果物
●注意点
自分の症状が回復したからといってお薬の服用を途中でやめることで
体内に残っているウイルスが周りの人に感染する可能性があります。
症状が回復したイコールウィルスが完全にいなくなった、では
ないことを覚えておいてください。
熱が下がったあとも、お薬はきちんと使い切り、最低2日間は自宅で療養しましょう。
ウィルスは体に残って次の感染場所を探しています。
インフルエンザを過度に恐れる必要はないかもしれませんが、きちんとした知識を持って
対策をしていれば症状を軽くする、二次被害を最小限にするぐらいはできるかもしれません。
手洗いうがいなど体調管理に気をつけてこの季節を乗り切ってください。
手ピカジェル
さまざまな抗菌対策マスクなどがありますので
こういったものを利用するのもいいかもしれませんね。
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