4Kテレビ、ディスプレイでワールドカップ見られる？

4Ｋテレビやディスプレイという言葉がでてしばらくたちます。

値段も昔ハイビジョンテレビやフルハイビジョンテレビがどんどん安くなってきているように

4Ｋテレビも安くなってきました。しかし！

それでもやっぱりまだ十分高いです！何とかならないのか？この値段は。

という人もいると思います。確かにきれいな気がするけどいままでのテレビとどう違うのか？

なるべくわかりやすく、ざっくりと解説していきたいと思います。

著作権保護の仕組みとして新たに登場した「HDCP 2.2」や、4K/60p/4:2:2/36bitや4K/60p/4:4:4/24bit

などについては触れていませんのでそちらを詳しく知りたい方は

下記のＨＰに説明されています。

http://www.wdic.org/w/WDIC/HDMI#4KxE3x81xB8xE3x81xAExE5xAFxBExE5xBFx9C

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20130907_614482.html

☆ いまさら人には聞けない4Ｋとは何？

まず、4Ｋテレビは解像度が高いテレビです。4Ｋとはなんぞや？と聞かれたら

下の図にある横幅のピクセルの数です。今現在ＦＵＬＬ　ＨＤ（１９２０×１０８０）という解像度で

地上波デジタル放送が発信され各家庭で受信されていると思います。

図を見てわかるように今までの画質と比べると縦横の数字が倍増していることがわかります。

では、この数字はいったい何ぞや？といわれたらテレビ画面を構成する

点の数を表しています。1920は横を１９２０個の点で構成していますよということです。

点がたくさんある方がきれいに表示ができます。

画面が大きくなったわけではありません。

画面に表示できる「点」が増えたのです。

こちらを見てください。

四角の枠がテレビ画面だと思ってください。たくさんの○（点）で出来ています。それが点滅して何かを表しています。

しかし、解像度（点の数）がすくなすぎてよくわかりません。

では、画面を構成している点の数を縦横倍に増やして見ましょう。

はい、こちらです。まだ汚いですが笑顔が映し出されているな

ということぐらいはわかります。わかりやすくするためにあえて点の数を少なくしました。

みなさんに、ここで知っておいてほしいことは２つです。

1　解像度（点の数）を増やすとより精細に見えます。

2　解像度を上げると情報量が増えます。

画面の中にいかに点を押し込むかで画面のきれいさすなわち

解像度が決まってきます。

ここまではお分かりになったでしょうか？

画面がきれいになるのはわかるけど、情報量が増えるってそんなに重要？

と聞かれる方もあるかもしれません。

しかし、情報量が増える＝扱いが大変になるということです。

今までのコンピューターでは処理が苦しくなるので画像を処理するコンピューターの性能を上げないといけません。

一昔前のパソコンを使っていて、たまに他人のパソコンを使うと処理速度の速さにびっくりしたことありませんか？

その逆もあるかもしれませんね。

処理する情報が多ければ画像を処理するテレビの中に入っているコンピューターにも負担がかかりますし

転送速度の問題もあります。いままで使っていたＨＤＭＩケーブル（カテゴリー1）では転送速度が足りません。

録画も大変です。もっと大容量のブルーレイドライブが必要になるかもしれません。

もしくは大容量のＨＤＤ（ハードディスクドライブ）が必要になるでしょう。

今現在では仕事で使うディスプレイは別にして、テレビとしての4Ｋはそこまで意味がないかもしれません。

☆ ワールドカップは4Ｋテレビで見ることが出来るの？？

4Ｋテレビの試験放送は２０１４年６月２日から始まります。しかし、放映権を持つテレビ局などとの

調整が済んでいないので今回のワールドカップでは決勝トーナメント３試合が放送される予定です。

チューナーが発売されるのが６月２５日・・・・。

ワールドカップのグループトーナメントを楽しむことは出来なさそうです。

グループステージが見ることが出来ないのは少し残念ですね。せめて日本が対戦するコートジボワール

ギリシア、コロンビアだけでも見ることが出来たらよかったのですが。

チャネル名は「Channel 4K」です。

124/128度CSデジタル放送のCh番号502で

音楽・スポーツ・ドキュメンタリーなどNexTV-F加盟局が制作した4K番組を放送予定です。

試験放送のため視聴は無料です。

しかし、落とし穴もあります。

4Kテレビと124/128度CSデジタル放送対応（スカパー！プレミアムサービス対応アンテナ）

を持っていれば観られるわけではなく

4Kテレビ受信機(チューナー)を別途購入する必要があります。

そのチューナーとスカパーＩＣカード、さらに4Ｋ映像を転送できるケーブル

ハイスピードＨＤＭＩケーブル（カテゴリー2）を持っていないと見ることが出来ません。

さらには試験放送なので、次世代放送推進フォーラムのコールセンターに視聴の申し込みが必要など

超えなければならないハードルが多いです。

一番の問題は

受信チューナーです。

なんと、今のところ発売予定のチューナーはシャープが発売予定のものが６月２５日に

登場予定です。http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140520_649013.html

値段の予想は１２万円です。高いです！

放送は６月２日に始まるのでは？？

という人もいるかもしれませんがそのとおりです。店頭には先にチューナーが貸し出されるので

２５日までは一般家庭で見ることは難しそうです。

次世代放送推進フォーラムhttp://www.nextv-f.jp/

自分も4Ｋテレビほしいなあ。当分買えそうにないのが悲しいですね。