攻殻機動隊ＡＲＩＳＥ3見てきました（ほんの少しだけネタばれあり）

攻殻機動隊ＡＲＩＳＥ3を見てきました。

今回も小冊子がついていていいですね。

攻殻機動隊ＡＲＩＳＥは攻殻機動隊シリーズの始まる前

公安9課が出来るまでの物語です。今回で公安9課のトトグサが出てきました。

これでようやくメンバーが全員そろいましたね。下がもらった小冊子です。

次回の4作品目で攻殻機動隊ＡＲＩＳＥも完結です。その宣伝が書いてありますね。

攻殻機動隊も出来てからなんと25周年になるそうです。

漫画が連載開始が89年らしいので漫画での連載開始からもう25年たつのですね。

それなのにぜんぜん設定が古く感じられません。むしろ最先端です。

そこが攻殻機動隊のすごいところですね。前回の記事で「トランセンデンス」

を書いたのですが、最新の映画と比べてもその着眼点のすばらしさがこの作品を常に新しいものとして

保っているのだと思います。下が予告編です。

☆ストーリーと感想

公安9課からまだ独立している愚連隊のような位置づけのいまだに正式な

部隊になりきれていない草薙素子少佐バトーたち、公安9課とは別に動いていたようなので

正式な攻殻機動隊として漫画やアニメで描かれた公安9課ではなく、いまだ模索中の部隊という設定です。

休暇中の草薙素子のもとにダム爆破の報告が入る、テロリストたちは死んだはずの英雄スクラサスの名乗る。

しかし、爆発物がわからない、スクラサスとは？爆弾の正体は？インフラの破壊に秘められた意図は？

という感じで話が進んでいきます。

水資源を持っている企業、武器輸出企業、官僚や政治と言う舞台が攻殻機動隊と言う話をリアルに面白くしている

要素だと思いますが、水輸出を海外の企業が日本国内のダムを所有して水を確保しているのは

現代の水問題に焦点を当てたタイムリーな話題であると言えます。

中国などは発展が著しいですがきれいな汚染されていない水が少なく水源が農薬、環境破壊で汚染されています。

人間が飲み水として安心して使える淡水は非常に貴重で世界で水源の問題（川にダムを作って水を

川上に位置する国が独占するなど）が発生しています。

そういうことに目をつけた巨大企業が浄水施設、水源を押さえて商売にして巨利を得ています。

日本は世界的に見て非常に淡水資源に恵まれている国ですから今のところそうした問題はありませんが

日本の水資源に目をつけて海外の企業が日本の水と水源を買うこともこれからないとはいえません。

そういった問題も今回のストーリーに入っています。

あいかわらず面白いですね。声優陣が一新されてしまったときはどうなるかと思いましたが

内容は満足です。今回イシカワの声の人が咲野俊介さんに変わっていましたね。気づきませんでしたが。

咲野俊介さんといえばＣＳＩのデヴィッド・ホッジスの声の人ですね。前回記事書いたときにそんな内容を書いたので

タイムリーですね。面白い作品です。

ぜひ見に行って見てください。

今回は85点です。