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エボラ出血熱(エボラ・ウィルス疾患)感染経路と症状!海外旅行の際に気をつけたい感染症

公開日: : 最終更新日:2014/08/25 ニュース 事件, 健康 ダイエット, 感染症

海外に旅行、仕事などで行くときに注意したい海外特有の感染症ですが、今回は西アフリカでエボラ出血熱(エボラ・ウィルス疾患)

 

が流行しているので、それを例に取り上げます。

 

☆エボラ出血熱(エボラ・ウィルス疾患)とは?

 

エボラウィルスによって引き起こされる感染症です。

 

アフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)のエボラ川流域の村で初めて感染が確認されたのでこの名前がつきました。

 

なんといっても、恐るべきはその致死率の高さです。

 

エボラウィルスはいくつかの型がありますが、人が感染した場合には50から90パーセントにもおよびます。

 

エボラウィルスの特徴はインフルエンザウィルスと違い、人から人へと感染していく過程で致死性が低くなっていくことが

 

知られています。自然界(サルやコウモリなど)から感染した第一号患者の致死率が一番高くなるそうです。

 

 

ザイールエボラウィルスの人に対する致死率は88パーセントとエボラウィルス属の中でも最も高いです。

 

その次がザイールエボラウィルスで致死率が50パーセントです。

 

☆ウィルスはどこから来たのか??

 

エボラウィルスを見ていて思い出すのが映画「アウトブレイク」です。

 

このときはサルが持っていたウィルスが人に感染し爆発的に世界広がっていくパンデミックの恐怖を描いた作品で

 

この作品に出てくるウィルスはエボラウィルスが元になっているといわれています。

エボラウィルスはコウモリからという説が今のところ有力なようです。

 

しかし鳥類が持っているレトロウィルスに酷似しているので

 

鳥からきたともいわれています。

 

エボラウィルスはインフルエンザのように鳥から豚→人間まで来たよりは

 

直接の接触、飼育や食用としての感染が疑われています。

 

エボラ出血熱は年間60例ほどの感染例があるといわれていますが、2014年2月にギニアで流行が始まり

 

現在までにエボラ出血熱の流行が続く西アフリカで、エボラウイルスへの感染が原因で死亡したとみられる人が518人に急増したと発表した。

 

http://www.afpbb.com/articles/-/3020043?ctm_campaign=nowon

 

ギニアだけでなくやシエラレオネやリベリアの3カ国で844人が疑い例も含めて感染が確認され

 

518人が死亡という事態に陥っています。死亡率にして61パーセントという恐ろしさです。

 

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また、エボラウィルスはチンパンジーやゴリラなどの類人猿にも感染するので

 

2002年から2005年までの間に5500頭のゴリラがエボラ出血熱で死亡したと考えられている。

 

☆感染方法、潜伏期間

 

インフルエンザウィルスは体内に数百から数万個のウィルスが入ると感染するが

 

エボラウィルスは数個が体内に入っただけでも感染するのでものすごい感染力の強いウィルスであることがわかります。

 

感染経路は患者の血液、体液からの接触感染または飛まつ感染です。排泄物や汗でも感染するので

 

恐ろしい感染力を持っていることがわかると思います。

 

潜伏期間は2日から21日程度通常は1週間ほどで発病します。

 

40度を超える熱嘔吐、下痢、筋肉痛などインフルエンザのような症状ですね。

 

そこからさらに口、鼻、消化管など全身から出血、吐血、下血がみられ死亡します。

 

死亡者のほとんどに腎機能、肝機能障害がおき、多臓器不全や出血性ショックで死にいたります。

 

治癒した場合でも失明など重篤な障害が残る可能性があります。

 

しかし、今のところ感染地域が人口密度が低い村などでの感染がほとんどで、さらにウィルスの毒性が

 

強すぎて患者が死亡するなど感染拡大にはつながっていない。

 

しかし、スーパースプレッダーが出てくると話は別です。

 

☆スーパースプレッダーとは?

 

新型肺炎

SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染拡大のときに初めて知った言葉ですが、スパースプレッダーとは

 

病原体を移しやすい体質を持った人です。感染症を普通の人は1人か2人にしか移さないが

 

10人、20人もの人に感染させる人が出てくると感染症は急拡大します。

 

感染したものの症状が出にくい人などが空港や電車、ホテルや会社のエレベーターなどで

 

何人もの人に感染させて回ったとしたらどうなるでしょうか?

 

飛まつで感染するエボラ出血熱です。急速に拡大する可能性があります。世界中を航空便が飛び回る

 

現代です。パンデミックが引き起こされる可能性が高くなってしまいます。

 

現在までの感染拡大も、死亡した患者の会葬の際や医療器具の不足(注射器や手袋など)により

 

患者の血液や体液に触れたことによりもたらされたものが多く、空気感染は基本的にない。

 

そのため患者に近づかなければ感染することはない。

 

エンベロープを持つウイルスなので、アルコール消毒や石けんによる消毒が容易であり

 

大きな変異がない限り先進国での大きな流行の可能性は低いと考えられている。

 

突然変異や世界的な感染拡大の前に治療法を確立したいですね。

 

参考 ウィキペディア   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%A9%E5%87%BA%E8%A1%80%E7%86%B1

 

YAHOOヘルスケア   http://medical.yahoo.co.jp/katei/251016000/

 

FORTH   http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2012/08221034.html

 

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