デング熱症状は子供に危険?ウィルスを持った卵が越冬?広がるデングウィルス
広がるデング熱による国内感染者!
日本にデング熱が広がっています。
私はデング熱というのは東南アジアや中南米などで感染する熱帯の病気というイメージでいました。
しかし、今夏も終わりがけのこの日本での感染が拡大しています。
発生源と見られるのは代々木公園周辺で70年ぶりに国内での感染者が現れたというニュースがあったと思ったら
その後新たに19名もの患者が確認されました。
“Dengue” by CDC per Unviersity of South Carolina Biomedical Sciences web page (in spanish): bottom of page (last viewed 3 june 2010). – en.wikipedia. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.
しかもその全員に代々木公園周辺への訪問歴がありました。(海外への渡航暦はないそうです)
子供や高齢者への影響も懸念されます。
抵抗力のない人々が感染すると重症化する恐れが高くなります。
インフルエンザのように予防ワクチンもありませんので蚊に刺されないように気をつけるしか
今のところ対策がないことを知っておくことが大切です。
厚生労働省HP http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever.html
☆発症率、感染を広げないように注意する点
デング熱には蚊に刺されても10~50パーセントの確立でしか発症しないようなので代々木公園周辺で蚊に刺されたからといって
必ずしも高熱にうなされるようなことはなさそうです。
ただし、この自覚症状がほとんどない!
ということが逆に言うと感染を広げる手助けをすることになるかもしれません。
デング熱は感染しても発症する確立が上にも書いたように10~50パーセントなので感染しているのに気づかない。ということがありうるわけです。
そして、その感染している人が他の人に蚊を通してデング熱を拡散するおそれがあります。
ただし、そのときは少なくとも全身にウィルスがめぐっている状態ウィルス血症期という時期でないと当然ウィルスがいない血を運んでも感染する
わけではありません。
ウィルス血症期とは?正確ではないかもしれませんが簡単に説明しました。
ウィルスが体に入る(体の一部にしかウィルスがいない)
↓
ウィルス血症期 ウィルスが血液にのって全身をめぐる(血をめぐって全身へ、発症する人はこの次点で発症、発症しない人もいる)
↓
輩出される(ウィルスが体から輩出される)
この全身をめぐっているときに蚊に刺されると感染を広げる恐れがあります。
デングウィルスは輸血でもしないと人間同士では感染しません。
ネッタイシマカとヒトスジシマカが感染を広げますが、日本にはヒトスジシマカしかいないのでヒトスジシマカに注意しましょう。
ヒトスジシマカの場合行動範囲が50~100メートル程度なので
広範囲に拡大することがあまりありません。人についていってトラックや自動車、電車、飛行機などで広がる以外は大抵普段いる周辺をとんでいます。
なので今回代々木公園周辺で広がったということは蚊の住処が代々木公園周辺だと推測できるわけです。
また、都が公園の水を抜いたり、薬剤を散布して対策するのはいいことだと思います。
蚊にたいする対策は重要です!なにせ
蚊はもっとも人間を殺している生物だからです。
http://www.gatesnotes.com/Health/Most-Lethal-Animal-Mosquito-Week
年間725000人もの人が蚊によって媒介されるウィルスによって命を絶たれています。
毒蛇によって死んでいる人の数が50000人ですので、その圧倒的な数の力、ウィルスを媒介する怖さが際立ちます。
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☆症状
感染して3~7日後に急な発熱で始まり、頭痛、筋肉痛などが表れインフルエンザのような症状がでます。嘔吐、下痢
皮膚の発疹がでて、それが四肢や顔面に広がります。これらの症状は1週間程度で消失して
通常は後遺症なく回復します。
しかし、重度になると危険です。
重度の疾患は、乳幼児により多く見られ多くの他の感染症とは対照的に、比較的栄養を多く摂っている子供たちの方がなりやすいです。
また、男性よりも女性のほうがリスクが高いです。女性と子供が注意ということですね。
糖尿病や気管支喘息など持病がある人がデング熱にかかると、命にかかわることがあるそうです。
治療はデング熱特有の薬がないので対処療法となります。また、有効なワクチンもないので予防接種も出来ません。
潜伏期間は2~15日です。多くは3~7日です。
つまりインフルエンザのような症状が出たらすぐに医者に行くことが重要だということですね。
それしかありません。
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html
☆卵がウィルスを持ったまま越冬??
一応ですが、厚生労働省では親から子へのウィルスの伝わりは確認されていないというように
発表されていますし、ヒトスジシマカは卵で越冬しますがその卵を通じて
デングウィルスが次世代の蚊に伝播したという報告はないそうです。
しかし、テレビのニュースで専門家の間では多くはないが親から子へ伝わっているのでは??
ということもニュースでやっていました。
どっちなの??
と思ってしまいますが
おそらくそういったことを裏付ける研究が正確になされていないということであって、疑われてはいる
状況ということだと思います。正確な確実にわかっていることしか書けないのでこういった書き方
になっていると思うのですが疑いがあります。ぐらいは書いてほしいですね。
下手をしたら来年以降もデング熱の国内感染者が見つかるかもしれません。ないといいですが
代々木公園周辺の蚊の対策を徹底してほしいものです。
最後に温暖な都心部や国際化によって病気は入ってくるので正しい知識を持って冷静に対処することが重要です。
パニックにならずすぐに医者にかかる。
デング熱の発生源が発表されたらあまり近づかない。近くを通るときは蚊に刺されない対策をとることが重要です。
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