第93回高校サッカー選手権大会優勝予想!
第93回高校サッカー選手権大会の優勝校を予想してみようと思います。
日本人サッカー選手が世界で活躍するようになって来ましたが、そのタマゴと呼べる選手たちが
この大会で育ち、世界で羽ばたく選手になっていきます。今大会どんな試合が展開され
どんな新たなスターが誕生するのか楽しみです。注目の選手を交えて優勝予想して見たいと思います。
第93回高校サッカー選手権大会日程の記事もよろしかったらどうぞ
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優勝候補
☆Cランク
Cランクの優勝候補とは言え、高校サッカーですし、サッカーは流れがあるスポーツです。
一概に前評判があまりよくないからといって優勝できないとは限りません。
なにが起こるのかわからないのがサッカーの醍醐味です。
●作陽
●履正社
●京都橘
の3校です。
作陽は千葉の流経大柏との1回戦で対戦します。結構面白いカードだと思います。
中央を固める4-2-3-1のフォーメーションでその中央にいるのが
U17の日本代表 伊藤涼太郎選手です。ボランチの吉森選手はFKが得意です。ポジショニングの上手さと
相手をみて、対応を変えることができる上手さが持ち味のチームです。台風の目になるかもしれません。
履正社と京都橘は優勝候補に挙げた理由が似ています。
2校とも昨年度に出場したメンバーがかなり残っています。
また、京都橘は4強になりながらその最終ラインを守っていた3人がそのままいます。
守備には野力もそうですが、どうしても経験値が物をいいます。
相手がどう動くのか?相手がどこにパスを出してくるのか?どういったものを全国のプレイヤーを相手にして
経験値をつんでいるというのはやはり大きいと思います。
この2校とも守備力が高く堅守が持ち味です。ギリシアのような、イタリアのような(今は少し違うかな)守備というのは攻める側
攻撃力を売りにしているチームにとっては本当にやっかいな相手になります。
京都橘は1年からレギュラーのFW中野克哉選手がボールキープ力、ドリブル突破を今大会でも見たいですね。
中野選手にDFが集まればそれだけフリーな選手が出来ます。そういったことで得点を重ねたら優勝候補になりえる怖いチームです。
履正社は昨年初出場でベスト8で今回その上を目指すチームです。堅く守り、パスで相手をかく乱、積極的に攻めるというとても攻めと守りの
切り替えが上手いサッカーで
守備力、得点力とバランスがとてもよく仕上がっています。あまり注目されていないかもしれませんが
こういったチームが以外に怖い、そういったチームです。
☆優勝候補Bランク
●流経大柏
●日章学園
●広島皆実
の3校です。
流経大柏はJ1の東京に内定している、DF小川諒也選手がチームの中心です。
DFでありながらキーパー以外のどのポジションもこなしたことがあるという選手です。
県大会では準決勝に3ゴールも決める活躍をしています。
フィジカルが強い選手です。フォーメーションは4-4-2が基本でそこから変化してきます。
FWの高沢選手は180センチの身長とばねをいかしたヘディングで空中戦が得意です。
選手層も厚く、強豪校の市立船橋を逆転で破るなど、精神的にもタフなチームです。
中盤のバランスがとてもよく攻撃力もあります。守備が若干不安が残るところがあるが、チームで上手く修正できれば
栄冠を手に入れることが出来る潜在能力を持ったチームであるといえると思います。
日章学園
フォーメーションは4-2-3-1で攻撃力が持ち味です。FWの村田航一選手の爆発力は相手チームは要注意です。
河野翔太選手、ボランチの藤堂貴久選手といった選手が中心にしてチームを支えています。
攻守の連携が上手く取れたら爆発力のある攻撃陣は他校の脅威となりそうです。
前橋育英
U19の日本代表選手2人をかかえるチームです。
鈴木徳真は167センチとそれほど大柄な選手ではありませんがボランチとして敵の攻撃をシャットアウトするのにはとても頼もしい選手です。
豊富な運動量と的確な判断でチームを救います。渡辺凌磨選手はキックフェイントからの強烈なシュートが持ち味です。FWの青柳燎汰選手は
点も取れる、周りもいかす事が出来ます。攻撃陣にも守備陣にもタレントはそろっており強豪なのは間違いなさそうです。
☆優勝候補Aランク
鹿児島城西
岩元 颯オリビエ選手はJ2の磐田入りが内定している選手です。得点力がとても高いチームではありますが
強豪ひしめく鹿児島大会で無失点という守備のチームでもあります。中村亮選手はパスとドリブルを組み合わせて
相手選手を翻弄し得点に貢献できる選手です。センターバックの上夷克典選手、東郷大志郎選手は安定して
敵にゴールを許さない鉄壁の守備陣を持っています。相手チームにとってはかなりやりづらいと思います。
星稜
ミランで活躍する日本代表の本田圭佑選手の母校として有名な高校です。
昨年度の大会で富山一に敗れて準優勝となった悔しさをばねに1年間成長をはかってきたチームです。
FWの大田賢生選手は点を量産し、昨年度も主力だった森山泰希選手とのツートップで全国制覇を目指します。
左サイドハーフの阿部雅志選手は攻撃の起点です。攻守にわたって選手が育ち、あるいは入ってきて
去年の雪辱をはらせるかどうか気になるチームの一つになりそうです。
広島皆実
インターハイで鵬翔や市立船橋をやぶるなど歴代の優勝校を撃破する快進撃を見せたチームです。
ボールコントロールが巧みで攻撃の起点でもある右サイドハーフの横路翔太選手と梶原亮、俵修造選手らが攻撃の中心です。
ボランチの藤原大輔選手は敵の動きを的確につぶし味方の攻撃につなげる献身的なプレーで
チームを引っ張ります。攻撃陣も守備陣にくわえて勢いがあるチームです。まちがいなく今回の大会も
優勝を狙えるチームです。
青森山田
いわずと知れた東北のスポーツ強豪校です。
松木駿之介選手はインターハイで4ゴールをあげる得点力を持っています。
山下優人選手の左足から繰り出されるパスはチームのチャンスを広げます。
チームとしてパスサッカーを柱としていてかつてのスペイン代表のようですね。
丹代藍人選手も決勝で2得点をあげるなど今調子が良い選手です。DF陣も186センチある長身のCB
菊池流帆選手やSBでキャプテンを務める小笠原学選手は運動量も豊富で青森山田の固い守備
はちょっとやそっとではこじ開けることは出来ないでしょう。黒田監督自信が「地上戦」といっているように
グラウンドサッカーにはかなりの自信があるように感じ取れます。
守備に攻撃に磨きに磨かれた青森山田のサッカーが十二分に発揮されれば日本一も見えてきます。
☆優勝候補Sランク
東福岡
優勝候補の筆頭中の筆頭です。だいたい、どこの優勝予想でも東福岡が候補に挙がっていないということは
まず考えられないでしょう。今年は九州勢がつよいと上のほうで書きましたが
まさにその筆頭に上がってくるのがこの東福岡です。
対戦相手はその攻略の方法に全神経を使うことになるであろうというような
あまり対戦したくない相手だと思います。インターハイは6試合で26得点もの点を量産して圧勝しました。
県大会でも得点力は健在です。4試合で20得点を挙げました。決勝の九州国際大付との戦いも苦戦はしましたが
経験値の差が大きいのか1-0で最後は力でねじ伏せました。
東福岡の強さ。
圧倒的な得点力
安定的な守備力
それだけで終わらない粘り強さ
があります。
攻撃陣
増山朝陽
中島賢星
赤木翼
木藤舜介
を中心に繰り出される攻撃力は抜群です。この攻撃陣を止めるのは守備が売りというチームであっても
なかなか難しいと思います。一瞬の気の緩みやミスがあっというまに失点につながってしまいます。
横浜F・マリノスに入団が内定している中島選手はもちろんJ1神戸に内定している増山選手のドリブル
赤木選手のスピードと対応しなければならないところがたくさんあり、対応が難しくなってしまう
攻撃陣です。中島選手にDFがしゅうちゅうすればすかさず木藤選手が得点を決めるという形がとれるので
中島選手だけを止めに行くわけにはいきません。それを示すように木藤選手はインターハイで8ゴールをあげて
得点王になっています。守る側からするとなんとも頭の痛くなるチームというわけです。
攻撃ばかりが注目されがちですが、守備も堅く攻撃しているときはボランチの近藤大貴選手が攻撃の手を事前にとめ
ゲームをコントロールしています。なかなかいい動きをします。
ボールをとられてもすぐに取り返して再び攻めることで相手の攻撃を減らし、自分たちの攻撃につなげる
とられてもできるだけ早く攻撃の芽を詰むという昔のスペインのようなサッカーですね。
今大会はどうやって、どこが東福岡をとめるのかという大会になりそうですね。
しかし、彼らも高校生これだけの前評判をせおって勝ち進むということは容易なことではありません。
相手チームもしっかり研究して対策をとってくるでしょう。
そのなかで活躍できるかが注目されます。
というわけで今大会の優勝候補筆頭は東福岡です。
どこが優勝しても面白い大会になりそうですね。楽しみです。
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