くまモンとゆるキャラ

くまモンとは？？

 

 

くまモンは、熊本県庁が2010年より「くまもとサプライズ」キャンペーンにおいて展開している熊本県PRマスコットキャラクターである。ゆるキャラグランプリ2011王者。

「モン」はひらがなでなくカタカナ表記。2011年の九州旅客鉄道九州新幹線全面開業にむけて熊本の認知度を上げ、関西、中国地方をターゲットにして認知度を上げる

「KANSAI戦略会議」を立ちあげた。新幹線元年事業アドバイザーに就任した脚本家の小山薫堂氏が「くまもとサプライズ」運動を提唱。小山氏の友人であるアートディレク

ター水野学氏へデザインを依頼。はじめは「くまもとサプライズ」運動のロゴのみの依頼であったがもっと効果的にアピールできるとキャラクター展開を提案し

小山氏もそれを了承。それがくまモンである。

メディアを活用したPRにも積極的である。こうして積極的に露出を増やした結果、熊本県の試算によるとPR効果は広告料換算で6億4千万円（2010年度）に上っている

といわれている。また、キャラクターではあるが名刺を持っている。

「いちおう、公務員です」「撮影可能です 肖像権は申しません」「芸能人の友達もいます。スザンヌです」など、自己紹介やキャッチコピーが書かれている。

キャラクターがとぼけた表情なのは、他官公庁のキャラクターが正統派であるのに対抗してよりインパクトを与えるためであり、その驚きの表情は

「くまもとサプライズ」

というキャッチコピーにも対応しているためである。

 

 

「くまもとサプライズ」運動とは？

熊本県民が日常にあるサプライズを見つけ、それを他の人へ広めていって再発見をする、あるいは熊本の魅力をアピールする、また、サプライズでお迎えをするという

ものである。

著作権の問題

よく言われているのが、この著作権をかなり柔軟性を持って運用している点である。

熊本県の許可があれば、個人または企業でロゴとキャラクターを無料で利用することができる（個人で楽しむ範囲であれば許可は不要）。

発表後しばらくはキャラクターを使用した商品開発などは不可であったが、著作権を熊本県が買い上げることにより

2010年12月24日以降は携帯ストラップやぬいぐるみなどの商品開発・グッズ販売においても県の許可を得た上で（当面の間は）無料で使用可能となった。

ただし、海外の企業や海外での販売には許可を与えておらず、許可を得た場合も必ず許可番号を示さなければいけない。

こうしたこともありグッズとしてくまモンは広がり、くまモンが熊本を全国に広告して回るという効果が生まれた。

そうしたものが、テディーベアやBMWとのコラボのように広がっていった。熊本から来る商品にくまモンがついているのでこれ、熊本から来たのか・・・

というように花や野菜にはわかりやすい目印にもなっている。もちろんコラボの商品がすべて熊本産ではない。

 

ビー・エム・ダブリューのコーポレート・ショーケース「BMW Group Studio」(東京・丸の内)に8日、大人気のゆるキャラ「くまモン」が登場。「くまモンMINI」誕生を記念し、MINIの

一日店長として勤務した。リンクはこちら

MINIの一日店長に就任した「くまモン」。

熊本県庁の営業部長でもある「くまモン」は今年7月、英国で人気のクマのキャラクター「パディントン ベア」に招待され、英国のMINIオックスフォード工場へ。そこでサプライ

ズとして披露されたのが、「くまモン」仕様の「くまモンMINI」だった。

 

 

など、さまざまな商品が出ている。

キャラクターで地域のものを売る、地域を宣伝していくという起爆剤としてくまモンは大成功の例ではないだろうか。