アギーレジャパンの戦術フォーメーションは？

ザッケローニ監督が退き新しいサッカー日本代表監督となった

アギーレ氏ですがいったいどんな監督なのでしょうか？

☆アギーレ監督略歴

ハビエル・アギーレ・オナインディア　愛称はエル・バスコ　バスク人という意味です。

“Javier Aguirre in Moscow” by Елена Рыбакова – http://www.soccer.ru/gallery/2322. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

メキシコ・メキシコシティ出身の元プロサッカー選手です。両親がスペインからの移民者でバスク系メキシコ人。

元メキシコ代表で５９試合に出場した経験をもっています。

メキシコ国内のCFアトランテ、CFパチューカで監督としての実績をあげました。

パチューカでは当時1部と2部を行き来するエレベータークラブだったチームを強化し、99年の前期ステージで初優勝に導きました。

メキシコ代表監督としては、2002年ワールドカップの最終予選、10節中5節を終えて1勝3敗1分、勝ち点4と6ヶ国中4位と

本大会への出場が危ぶまれる状況にあった段階で就任し、2001年7月1日に初采配をとり

ガルシア・アスペ、クアウテモク・ブランコ、フランシスコ・バレンシアを代表に呼び戻し

残り5節を4勝1分で乗り切って、5勝3敗2分の勝ち点17で11月11日の最終節に本大会出場3位以上を確定させた。

本大会でもグループリーグを2勝1分で突破し16強に導きました。

大会終了後はスペインのCAオサスナの監督に就任しました。

弱小であった同クラブで2005-06シーズンにはリーガ・エスパニョーラで4位に入り

翌シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるまでに強化した実績をもっています。

その実績を買われ、翌シーズンからはアトレティコ・マドリードの監督に招聘されましたが

低迷するチームの再建を託されるも7位に終わり、07-08シーズンにはセルヒオ・アグエロやディエゴ・フォルランの活躍もあって

4位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得するも、翌08-09シーズンには成績不振によって解任されました。

2009年4月、2010年ワールドカップの最終予選において3節を終えて

メキシコ代表は1勝2敗と苦しくなりスヴェン・ゴラン・エリクソン監督は解任され、これを受けて7年ぶりにメキシコ代表監督に就任しました。

アギーレは、代表から退いていたブランコを再び呼び戻して主将を命じました。

メキシコ代表は4節を落とし窮地は深まりましたが

ここから一気に5連勝（最終節は引き分け）し、6勝3敗1分の勝ち点19でチームを2位に押し上げて2010年ワールドカップ出場に導いた。

本戦でもフランス代表を撃破して再び16強に進出した。同大会後、メキシコ代表監督を辞任。

2010年11月18日、レアル・サラゴサの監督に就任。2012年からRCDエスパニョールの監督。

2014年5月に退任し、7月に日本代表の監督に就任。

参考　ウィキペディア　ハビエル・アギーレ　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%AC

ざっと駆け足で見てきましたが確実に結果を出していくような実績はあるようです。

☆アギーレ監督はどういったフォーメーションや戦術を好むのでしょうか？

戦術的には堅守速攻というスタイルを持っているようです。

高い位置でプレスをかけ、素早いカウンターで得点を狙うスタイルのようです。

4-3-3がスタイルになるようですが、5-2-3にもするかもとのことです。

試合を重ねて変化させていくとおもわれます。

アンカーをおきたいとすると今の日本でそれが出来るのはだれでしょう？

アルゼンチンのマスチェラーノのような選手が出てくるといいですね。

ブラジル大会メンバーで強引に決めると↓でしょうか？

4-3-3

香川 　　　　本田　　　　　　岡崎

　　遠藤　　　　　　 　山口

　　　　　　　　　　　長谷部

長友　　今野　　吉田　　内田 

　　　　　　川島 

5-2-3

香川 　　　　　　　　　　　　　　　　岡崎

　　　　　　　　本田

　　　　遠藤　　　　　長谷部

長友　　今野　　吉田　　森重　　内田 
　　　　　　　　

　　　　　　　　川島 

ちょっと無理があるかなという感じですね。

アギーレ監督はメンバーをよく変えてくるそうなのでどういった選手が代表に選ばれるのかが楽しみですね。

Ｗ杯ブラジル大会では攻めに重点が置かれすぎて守りがおろそかになり失点

というのがあり、その上がっちりと守ってくるギリシアのようなチームは崩せないなど

総合力で世界とまだ、互角にわたりあうことができていないというのが露呈した大会でもありました。

もちろん雨、暑さで思うように動けないというのもあったでしょう。それでも決勝トーナメントに残ったチームは

守り、走り、集中力を途切れさせない、ボールコントロール、攻めと守りの切り替えが

しっかりしていると思いました。世界に追いつくためにそういったことを出来るチームにアギレー監督にはしてほしいですね。

☆アアギーレ監督の評価、評判

アグレッシブである程度以上に実績のあることから評価はいいです。

しかし、それと同じかそれ以上にいろいろ言われているのも事実のようです。

2009年4月16日にはメキシコ代表監督に2度目の就任のさいに、ゴールドカップのグループステージ第2戦パナマ戦で

後半35分にタッチライン際でプレーするパナマの選手に蹴りを食らわせて退席処分をくらうなど問題行動（？）

がちらほら聴かれる監督でもあります。

しかし、それでも3試合の出場停止処分を科されるもチームは優勝を果たしたという実績はあるという

なんとも評価しづらい監督でもあります。

大会前には、バルセロナでトップデビューを果たしたジョナタン・ドス・サントスを最終メンバーから外し、34歳のジーニャを選出。

大会が始まるとチバスで21得点を挙げてマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定していた

ハビエル・エルナンデスをベンチ要員にしてしまいます。

代わりに所属チームの無かったギジェルモ・フランコを先発に据えるなど大胆！というには

行き過ぎではないのか？と思われる様な起用もします。

そのために実績があっても監督の意にそわない選手は容赦なく切っていく、ベテラン偏重などといわれることもあります。

Ｗ杯南アフリカ大会ではベスト16でアルゼンチンに敗れますが、そのアルゼンチン戦では若手CBのエクトル・モレノを先発から外し

本来右SBのリカルド・オソリオをCBで起用します。

これも大胆な起用といえるかもしれません。

結果論ですが、2失点目につながる采配となってしまいました。

さらに、毎試合キャプテンを変えるといった不可解な采配をしたことで

メキシコではいろいろ言われました。

・・・大丈夫なのでしょうか？

監督の失点を上げ連ねているので、どうしても不安をあおるようなことになってしまいますが少し不安になってきます。

ポゼッションサッカーをザッケローニ監督のもとでやってきましたが、パスサッカーだけでは常に進化していくサッカー

事情に対応できなくなってきています。王者スペインの敗北がそれを象徴しているのではないでしょうか。

攻撃的なところを持ったまま守備への切り替え、攻撃の切り替えをすばやくおこなうためにアンカーを置く

というのは悪くないと思います。が守備しかできないサッカーにはなってほしくないですね。

やはり点を取りつつも守備意識をより高める、そういったサッカーになるといいと思います。

アギーレジャパンこれからも目が放せません。