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「トランセンデンス」見てきました!(少しだけネタバレあります)

公開日: : 最終更新日:2014/08/25 映画 アニメ

映画「トランセンデンス」を見てきました。

 

「Transcendence」(トランセンデンス)とは?
超越と言う意味です。人間を超越した知性を獲得したら人間の世界はどう変わってしまうのか?

 

そういったことがテーマとして描かれています。

 

いま世界各国でAI研究が盛んにおこなわれていますね。

 

コンピューターと言うのは基本的に人間が情報を入力し、プログラムによって演算装置を使って計算し

 

その結果を画面や音声などとして出力してくれる存在です。

 

が、コンピューターは好き嫌いがありません。言われたことを言われたとおりにするだけです。

 

決してそれ以上でもそれ以下でもない行動しか取れないのが今のコンピューターです。

 

例を挙げましょう。

 

コンピューターは小学生が学校で1+1=?という問題がでて、それをパソコンを使って解いたとします。

 

計算をやらせたらコンピューターは2と言う答えをくれます。

 

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しかし、それ以上はしてくれません。

 

1+1=という計算式を自分で打ち込んでやる必要があります。

 

コンピューターが気を回して勝手にカメラで計算式を読み取って解いてはくれません。

 

もちろんそういったプログラムとカメラのような入力装置があれば可能かもしれませんが。

 

 

自分で勝手に判断して行動はしてくれません。しかし、もしそういうことができる

 

 

コンピューターが出来上がったとしたら、どうなるでしょうか?

 

 

考えて、判断し、予測し、行動する。知的生命体のような振る舞いをするコンピューター。

 

今現在そういったものはありませんが、音声入力やその人の思考に合わせた選別し勧めてくるプログラムは

 

 

どんどん精度が上がっています。ハードも同様です。

 

なので、この「トランセンデンス」の世界ははるか先ではなく、案外近い未来なのかもしれません。

 

そして、自分で考え情報を集め行動できるAIが出来たら

 

そこが人類の発展の技術的特異点になると言われています。

 

コンピューターは動かすエネルギーがあれば休むことがありません。

 

睡眠が必要なく、全方位で検索し考え続けることで人が気づくことがなかった

 

関連性に気づくことが出来ます。その結果、科学の発展速度が飛躍的に上がることが期待できます。

 

産業革命のような人類史の一大変化が訪れると科学者たちは予想しています。

 

その一端を紹介します。その一端は日本でおこなわれているイベントです。

 

 

プロ棋士という将棋のプロをコンピューターが今や互角以上の成績で戦えるまでプログラムは強くなっています。

 

コンピューターの性能の飛躍なくして現代の生活は考えられません。

 

そういった意味で近未来の話かもしれません。そういった意味でも興味深い話でした。

 

下は予告編です。

 

☆感想とストーリー(少しだけネタばれを含みます)

人工知能コンピューターを研究するウィル・キャスター(ジョニー・デップ)とその妻エヴリン(レベッカ・ホール)

 

でしたが人工知能が世界にもたらす悪影響を心配し反テクノロジーを唱える

 

過激派のRIFTという組織の凶弾にウィルが倒れてしまいます。

 

銃弾で命を落とすのかと思いましたが違うのですね。

 

弾丸にポロニウムが含まれていて1月ほどの命になってしまいます。

 

そして、夫を何とかして助けたいエヴリンは脳の移植という方法に一縷の望みを託します。

 

彼の意識は無事にコンピューターに移せたのでしょうか?

 

といった感じで進んでいきます。

 

見所は人工知能の驚異的な科学技術の発展速度と人間ではなしえないような技術の数々です。
ナノテクノロジーや医療技術への応用は

 

今の科学の常識からすると魔法としか見えないものばかり、しかし人工知能が動き出したらそういったことが可能になるかもしれませんね。

 

おや?と思ったのはRIFTという組織の中心人物がケイト・マーラだったことでしょうか。

 

ハウス・オブ・カードを最近見たので特にそう思いました。

こちらはケビン・スペイシーが主演の権力のためなら何をするのもいとわないという

 

権力に取り付かれた男の話です。とても面白かったですね。

 

興味のある方はぜひ見てください。アメリカの政治の裏側をスリリングに描いた作品です。

 

ケイト・マーラはここで野心的な若き記者として出演しています。

 

あと、ぜんぜん笑うシーンではなかったのですが銃弾にポロニウムが含まれていて

 

余命があと一月ほどという結果を知らせにきた医師が10秒ほどしか出てきませんが

 

ウォレス・ランガムでした。

 

え?知らない。

 

彼はCSI科学捜査班(ラスベガス)でデヴィッド・ホッジスという役で出てきます。

 

確かにラボに普段いる彼なので役どころが似てはいますが、CSIではけっこうコミカルなキャラで好きなので

 

すぐに気がつきました。まじめな役なので笑いそうになりました。

 

吹き替え版の咲野俊介さんの声もいい感じです。
 
 CSI科学捜査班もおもしろいのでぜひ見てください。

 

好きなシーズンは9、10、11の教授ことレイモンド・ラングストン(ローレンス・フィッシュバーン)が出ている回です。

 

 

 

 作品自体は映像と近未来を予感させる技術がすごかったです。

 

面白かったですが、もう少し上手く出来たのではないかなと思います。
テーマも良かったですし題材も俳優や女優もよかったのですから、悪くはない作品です。

 

でも、もう少しがんばってほしかった作品でもあります。撮影監督として優秀である

 

ウォーリー・フィスター監督ですが次回作以降でもっと良い作品を作ってほしいですね。

 

今回の評価は75点です。

 

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