バラムツで下痢になる？画像ありで説明

バラムツという深海魚をご存知でしょうか？食べると下痢になる食べてはいけない魚らしいです。

こちらがバラムツの画像です。

２０１４年７月に名古屋の専門学校で

この下痢になるかもしれないバラムツを学生に試食させていたという

事件が発生しました。

http://www.hochi.co.jp/topics/20140922-OHT1T50022.html

“Oilfish” by Dieno – 本人撮影、レタッチ. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.

スズキ目サバ亜目クロタチカマス科のバラムツ属 に属する魚です。

スズキなのか？サバなのか？カマスなのか？バラムツ？なのかよくわからないです。

名前にムツとついてはいますが、スズキ目の深海魚という以外に共通点はなく近縁でもないそうです。

名前の由来は体を覆っているバラのような棘状のうろこのせいで、素手で触ると裂傷を負ってしまうので

この名前がついたようです。

大きいものだと全長2ｍにもなる魚です。

なんで食べることが出来ないの？？

深海魚にしばしば見られる形質であるが、体内の油脂成分のほとんどが

人体で消化されないワックスエステル（いわゆる「蝋」）でできている。

そのため、大量に摂取すると皮脂漏症（皮膚から油が漏れる病気）を起こしたり、消化吸収されなかった油脂が肛門からそのまま漏れ出す

あるいは下痢や腹痛を起こす場合があります。

ロウソクを食べているようなものということでしょうか？

キョンシーならいけそうですね。たしかキョンシーはロウソクを食べるはず！

多量に摂食した場合は昏睡状態に陥る重篤な症例も報告されている。

こわいですね。

ワックスは高級脂肪酸と高級アルコールのエステルで
すからから、高級脂肪酸、ないし高級アルコールが人体の酵素にて分解可能なら

消化できますし、そうでなければ消化できません。
魚が体内に持っている高級脂肪酸・高級アルコールが人間のもっている消化

酵素で消化できないようです。

当然こんな症状を引き起こしてしまう可能性がある魚なので、市場には出回っていませんし

販売が禁止されています。

☆しかし、この危険な魚おいしいらしいです！

しっかりとした歯応えと濃厚な味わいから、自分で釣って食べる者もいるそうです。すごい！

命がけでもおいしい魚を食べたい！

毒のあるトラフグの肝臓を食べるという過去から食道楽の人たちは

食べてきたのでしょう。

そして、食べたいという欲求を持ち実行した人たちはこれからもあらわれるでしょう。

どうやったら、少しでも安全に食べられるかを考え付いて、そのうち食べることが出来る方法とか

を考え出しそうな気がします。「フグの卵巣の糠漬け」のようにどういうふうに毒がなくなるかはよくわかっていないけど

毒素を消失させることができる料理がありますよね。

食通おそるべし！ですね。

☆他にもこういった魚はあるの？

アブラソコムツ

こちらも身はとてもおいしいらしいです。が、やはり体内の油脂成分のほとんどがワックスエステルでできていて

バラムツと同じような症状を引き起こすようです。

こちらもやはり販売が禁止されているので市場で買うことは出来ません。

いかがでしたでしょうか？

いくらおいしいとしても体にいいものではないので注意が必要ですね。