ワールドカップ2014初戦！ブラジルまさかの苦戦！！

２０１４年ワールドカップがついに開幕しました。

６万人を超えた観客が見守る中、優勝候補であり注目のブラジルのゲームです。

開催国であるブラジルとクロアチアのオープニングゲーム！！

母国開催のブラジルがどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。

しかし、相手はクロアチア！決して弱い相手ではありません。

ただ、クロアチアもエースストライカーのマンジュキッチをプレーオフ第２戦の退場処分で欠く中での

緒戦となります。ブラジル相手に厳しいかと思われました。が！

先制点は予想に反してクロアチア！！

しかもマルセロの自殺点！という驚きの展開でした。

母国開催で優勝以外は許されないようなブラジルは硬さがとれない序盤にいい形でオリッチにクロスを上げられると

イェラビッチがあわせ損なったボールを急いで戻ってきたマルセロがまさかのオウンゴール。

信じられない形でワールドカップの先制点が挙げられました。

序盤はクロアチアのペースでした。組織的に上手に

ブラジル攻撃陣に好きなようにさせない、そうした姿勢が上手く機能していました。堅く守って

前に前にと押し寄せてくるブラジルに対してカウンターで点を狙っていきました。

しかし、ブラジルの方もこのままでは終われないとばかりに攻め立てます。ドリブルの突破力、多彩な個人技をもつタレントを数多く抱える

ブラジルですがなかなかクロアチアの固い守りに阻まれて得点をすることができません。

クロアチアも先制点を取ったことで時間を使い、ブラジル選手たちのまたブラジルサポーターたちの苛立ちが画面のそとにまで

ひしひしと伝わってきました。

苛立ちはプレーに出ます。

ネイマールがファールでまさかのイエローカード！

もしかすると、このまま得点をとれずに前半終わってしまうのか？

そう思いかけたときに流れを変えた選手がいました。

ブラジルの「宝石」ネイマールです。

 ブラジルのチーム説明の記事もありますのでよろしかったらこちらもどうぞ

ネイマールが前半２９分にペナルティーエリア外から足を振りぬきました。ボールを奪いとって相手ゴールめがけて

ドリブルで切れ込み自分の前が開いた瞬間を見逃しませんでした。

ゴール右隅に速さではなくコントロールで見事にゴールネットを揺らしました。

「宝石（ジョイア）」とよばれた男はサンパウロアリーナに輝きを放ちました。

後半には両チームとも南米の暑さのせいか疲労のせいか、細かいミスが目立ちましたがどちらも決定力をかきました。

ブラジルは動きがいつものような精細を欠くパウリーニョ、フッキを交代させて勝負に出ました。

フレッジがペナルティーエリア内で倒されました。スローで見ると引っ張られてはいますが、フレッジは上手く審判にアピールしたと思います。

あのあたりの、したたかなプレーもさすがです。

ネイマールが大きなプレッシャーの中ペナルティーキックをキーパーにはじかれながらもゴールにねじ込みました。

喜びのあまり逆転ゴールをあげたネイマールは天を仰ぎ喜びを全身であらわしました。

キーパーもボールの飛んでくる方向を読んではいましたがネイマールの気迫が勝りました。

クロアチアも懸命にブラジルゴールに迫りますが、ルイス・グスタボ、チアゴ・シウヴァのセンターバック２人にはじき返されます。

このあたりもブラジルが攻撃だけのチームではないことがわかります。

ボール支配率ではブラジルが６割ほどだったので序盤のアクシデントから一転、ブラジルのペースで試合が進んだことが

わかります。

後半４２分に２得点をあげたネイマールは、はじめてのワールドカップとは思えない活躍を見せつけてベンチに下がりました。

ブラジルのスコラーリ監督は堅実に守りにいきました。

しかし、最後には今日調子が終始良かったオスカルがカウンターからのタイミングをずらしつま先で見事なコントロールを

みせたシュートで３点目をあげて試合を決定付けました。

☆ ブラジルは強いです！

母国のプレッシャーを力に変えて見事に初戦を勝利で飾りました。

ワールドカップの初戦を飾るにふさわしいすばらしい試合でした。

ブラジルおめでとう。クロアチアも良いマンジュキッチというエースを欠く中、チーム力の高さを示すような試合ぶりでした。

これからワールドカップのほかの試合も日本代表にもすばらしい試合を見せてもらいたいです。