猿の惑星:新世紀(ライジング)ネタバレありです。
猿の惑星:新世紀(ライジング)の感想です。後半にネタバレを結構書いてしまうので
必要以上に情報を入れたくない方はご注意ください。
猿の惑星:新世紀(ライジング)
猿の惑星 創世記から10年後の話です。
猿のリーダーであるシーザーがゴールデンゲートブリッジをわたり森に逃げて仲間たちと平穏な暮らしをしていました。
人間が猿の領域に足を踏み込むことで猿と人間双方が抱える問題が噴出する。
人と猿は戦う運命なのか?共存か戦争か?というような感じで公式HPには書かれています。
http://www.foxmovies-jp.com/saruwaku-r/about.html
コチラが予告編です。
感想はとてもおもしろかったです。
創世記を見ていないと少しわかりづらいかもしれませんね。
見ていたらぜひ!見に行くべきです。
見所は進化したCG技術。また、それを思う存分に引き出している役者 アンディ・サーキスのすごさです。
アンディ・サーキス
今回と前回の主役、猿のシーザーを演じている役者です。
キングコングのコングもやっていました。ゴリラの習性や特徴を研究するために、はるばるアフリカの野生保護区で飼育されている
ゴリラと直接触れ合ってコミュニケーションを取るなど徹底した役作りで定評のある役者です。
ハリウッド版ゴジラもかれがやっています。
監督はマット・リーヴス、NYで大暴れする怪物映画クローバーフィールド/HAKAISHAの監督でもあります。
人間たちのリーダー ドレイファスはゲイリー・オールドマンが演じています。
コバ役のもすばらしかったです。トビー・ケベルがコバのモーションを演じていましたが
ひょうきんな動作からシリアスな
場面までシーザーの右腕であり、ストーリーのキーパーソン的存在の難しい役柄を見事に演じています。
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☆映画を見た感想(ネタバレをかなり含んでいますので、内容を知りたくない方はこれ以上読まないようにしてください)
映画を観て来ました。また、ネットでの評価もいろいろ見ましたが
皆さん思っていることは結構同じです。
猿の惑星は見るべきです!
猿の惑星を見るべき理由!
1 CGがすごい!
2 ネタが結構タイムリー
3 心情の描かれ方が秀逸
この3つがだいたいネットで見た、皆さんが思っている感想でした。
そしてそのとおりです。
1 CGがすごい
このすばらしい表情を読み取るキャプチャー機能はまさに必見の価値ありです!
CGでの表現を役者と技術のあわせ技で見事に出しています。
2 ネタがタイムリー
今回は人類の数が減り、世界がめちゃくちゃになってしまう
原因は猿インフルエンザです。このせいで人間は10パーセントぐらいしか生き残ることが出来ず、経済や文明を維持することが
ほぼ出来なくなってしまいます。
現実世界に目を向けるとエボラ出血熱や日本ではデング熱と病気によって公園閉鎖など少なからず経済に影響が
でていると思います。
デング熱の記事 こちらのほうもよろしかったらどうぞ
また、ウクライナ問題、イスラム国など紛争や戦争など争いごとも現在進行形で起こっています。
争い、病気そういったことに翻弄される猿、人間、リーダー、父親、母親、子供、家族の問題が描かれた作品でもあります。
ゲイリー・オールドマンの演じているドレイファスは決して戦争を望んで猿と戦っていた存在ではありません。
人間でない存在が話し、馬に乗り、武器を使い人間に対して堂々と対峙しているから恐怖し、人間を守りたいがために
戦いに備えていたのです。リーダーとしてやるべきことをした。当然です。が、そのことはいい方向には向かいませんでした。
ここからは
3 心情の描かれ方が秀逸にもかかわってきますが
人間に実験動物として体を切り刻まれてきた猿のコバ(シーザーの右腕的な存在)
は信じることが出来ませんでした。人間に不信感をもつコバは良い人間ウィル(創世記の人間の主人公)に育てられ
猿の仲間より人間に肩入れするシーザーが許せません。創世記でシーザーに救われ忠誠を誓い
シーザーの右腕的存在でしたが、不信が猿の群れすべてを人間への復讐へと駆り立てていきます。
シーザーの「猿は人間よりすばらしいと思っていたが、それは違った。同じだ」
という言葉は創世記の良い人間と悪い人間、仲間である猿の狭間で苦しんでいたシーザーならではの思い台詞だと思います。
家族、妻、子それぞれ大切な存在のための行動が、上手くいかない
それが、猿と人間との戦争へ発展し引き返すことが出来なくなりストーリーは終わっていきます。
CGや人と猿の戦いという演出も派手ですし、コバが人間の目を欺くた目に愚かな猿の振りをする様子など笑えるところもあります。
それぞれの立場での苦悩と細かい心理描写はすばらしいです。
話自体が、猿と人間が小競り合いが本格的な戦いになりました。そして、全面戦争になりました。という内容でひねりも
なにもなしに進んでいくのでそこが、不満だったという人はいるようです。
あと、銃をいきなり使いこなすとか、弾変えもせずに、弾撃ちすぎだろ!のような突っ込みも見受けられました。
まあ、たしかに!と思ったところもありましたが面白い作品にはちがいありません。
次回作の猿の惑星で地球が本格的に猿の惑星になるハズです。
次回作は
2016年7月29日に公開予定らしいですがここで、次回作の予想をして見ましょう。
☆2016年猿の惑星次回作予想
猿と人間は前面戦争になる。前回から比べてシーザーも
コバもより動きが人間に近く、手を突きながらチンパンジーのように歩くのではなくより歩き方が人間に近づいていました。
道具を作り、加工し類人猿という感じに進化していました。
次回作では猿が人間に近づくことがさらに加速すると思われます。
そこに、生き残った人類が核を使って反撃、するがさらに進化した猿たちの前に完敗!
数少ない自分たちの文明を維持するもの、今回の発電所のようなものを吹き飛ばしてしまう。
猿を馬鹿に戻す薬を使い反撃するが逆に猿たちにその薬を使われて人間の知能が低下してしまう。
今回つかまって織の中に閉じ込められた人間たちのようにして
猿に飼われるようになり、猿の惑星完成。という流れであると予想します。
オーソドックスに考えればこんな流れになりそうな気はします。しかし、さらなるドンデン返しを期待しています。
今回は85点です。ぜひ劇場で皆さんも見てみてください。
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